こんにちは。茅野です。
ゴロツキ、クリスマス作文2020だよ。
感想とか考察とかではなく、ただのお気持ち表明です。
読みにくいので読まないほうが身のためです。
(そんなことねえよ…!!>< by admin)
1.十二国記を知っているか?
12月12日は十二国記の日です。
話題に何回もなったし履修された方が多いのではないでしょうか。
十二国記ざっくりいうと
民と国と臣下と王と麒麟の話です。(たぶん)
「民あっての国、民あっての王」
「国のため、民のためにあるのはむしろ王です。私たちはその王のためにあります。王のものなんだもの」
そういう話です(たぶん)
詳しいことは調べてください。
ちなみに十二国ならどこの国に住みたい?って聞かれたら
「仕事は自分で選ぶものです。お役目は天が下すものです」
っていった漣極国の廉王のとこに行きたいです。
王宮で畑仕事したいッ!
2018年の12月12日くらいに続刊が書きあがったとの報があり、1年耐え、2019年に続刊が出ました。
「物語の舞台は戴」
これだけで感極まってしまっていたので待ちの1年は早かったです。
なにしろ18年待ってましたから。
生きてて良かった、そう思っちゃったよね。
2.過酷な十二国記の世界
十二国記の世界は過酷です。王様にもよります。王がいない国もあります。
生きるのに必死な人たち、国を想う人たち、国に帰りたい人たち。
露命をつなぎ、険しい山と対峙し、山賊と戦い、王宮の魔物と戦い、困難ばかり。この世界に幸せなんてことあるのか疑問にも思います。十二国の世界では短命の王様のが多いので、国が荒れることのが多い。
王がいない国は荒れていて、王が在位している間はなんとか国がマシになります。国が荒れはてたのを見かねて(?)自ら昇山し王様になった人もいます。戴極国の驍宗様、恭州国の珠晶ちゃんです。
この2人は国を潤わせる民を豊かに出来ると本気で思います。
なのに戴極国の驍宗様は登極半年で消えた。
黒麒麟も消えた。
探さなければ民は寒さと貧しさで死んでしまう。
探しに行く!
それが白銀の墟 玄の月の始まり。
3.豊かな国、民の安穏
白銀読んでいるとちょいちょい出てくる延王の言葉を思い出しました。
「誰もが飢えないで済む豊かな国。凍えることも夜露に濡れることもない家、民の誰もが安穏として、飢える心配も戦火に追われる心配もない、安らかな土地が欲しい。――おれはずっとそれが欲しかった。親が子供を捨てたりしないでも生きていける豊かな国」
延王は凄い。長生きだから(この一言で理解して)
対の岸であるこちらで暮らす延麒の言葉も重い。
延と泰の王、珠晶ちゃん境遇は違うけど、豊かな国を作りたいし、民を想う王様という気持ちは一緒。
驍宗様がかえってきて国を治めることが出来れば豊かな国になる。だから早くかえってきてよ!
で、驍宗様どこ。
「王は、御無事」
王が無事……、そう祈った。何回も。これがハッタリでも。
私は驍宗様のこと信じた。泰麒と李斎を信じ待った。耐えた。戴の国民の気持ちで耐えた。
「李斎~(にこにこ)」ってかわいく言っていた泰麒がいつのまにか成長し、悪い顔して頑張って耐えている姿に心が苦しくなった。堪えた。
4.王は、御無事
麒麟はそんなに強い生き物ではない。はっきりいって。だから本当に心配になったし、主上と再会し、仲間を助け、阿選を討ってほしかった。
正直いうと、何回かかわいい泰麒が見たくてアニメを見ました。
本当に「王は、御無事」なのか。
王出てこねー!と何度嘆いたか。本当に驍宗様が無事なのか信じることを疑うしか出来ないこともあった。
でも、阿選は何度も驍宗を仕留め損ねたと。でも肝心の王が出てこない。
旅の途中で髪は白く眼は紅い男がいたから探しにいくんだけど、その男の命は既に絶えてたし驍宗様どこ!?
早く戴をお救いください!!!!!と何度懇願したか。
気持ちは戴国民なんで。
願わずにはいられなかった。過酷な旅であったし、新刊が出るまで18年だったし。早く救って戴を救ってくれと言わずにはいられないんですよ。
ここまでの旅して驍宗様がいなくて本当に救われない国かもしれないとも思ったよ。
でも
「犬死はしない」
この言葉、臣下や仲間たちの熱い決意があるので、この国は救われるかもしれないと希望にも見えた。
それに……
5.黒麒麟は生きている
黒麒麟は生きている。
なによりの証。
つまり、「王は御無事」
信じるしかない。
麒麟のイメージが白銀によってかわりました。黒麒麟恐ろしい子。麒麟ってこんな生き物でした?こんなにたくましかった?王がどこにいるのかわからない。でも麒麟が生きているんだから探すしかない。
いや本当に黒麒麟ってやつ……って白銀四巻でなったのです。
やべえよ。
「本当に無茶をなさったのです」
無茶しすぎてこの言葉が心に刺さった。死んじゃう……って何度思ったか。
泰麒の幸せを願ってるのに、この麒麟は自分は幸せにはならないとおもってる節がある。
読者として白銀の世界で奮闘した人たち幸せになってほしい。
麒麟も恵まれた人生を生きて欲しい。病まずに死んでほしい気持ちしかない。
魔性の子で高里要は先生にどこに行きたいか聞かれてロライマ山に行きたいと答える。
ああ、これが驍宗様のいるところねと全く気付かなかったけど、そうなのよ多分……。たぶんそうなんだよ……。
6.責難は成事にあらず
界隈で有名な言葉があります。
「責難は成事にあらず」
昇山した王を想い、自分で行動を起こした臣下と旅の途中で味方になった人々。
行動し阿選を討った彼ら。国と王を想う気持ちにも泣いちゃうわ。(語彙がないバカ)
4巻の最後のイラスト。
これが戴の歴史だ、と。
は~エモイッ。
2020年12月12日、十二国の日は書き下ろし短編が1話配信される予定です。
楽しみに1年生きてきました。
2021年にまた新しい話が読めたらいいよね。
7.おわりに
なんだか考えてたら白銀読みたくなった。
まとまりがない。
中日或いは、至日は昇山しよう。
以上、お気持ち表明でした。
では、至日までご無事で。
2020年11月6日 茅野。
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